2021年3月28日、「ゲームマーケット2021大阪」がインテックス大阪で開催されました。このイベントはアークライトが主催するもので、毎年、早い時期に大阪で開催される1日限りのイベントです。会場は市街地からも近く、アクセスしやすい場所でした。
私は今回、初めて大阪の街を散策してから、ゲームマーケット大阪に足を運びました。大阪はとても美しく、親しみやすい街です。もっと早く大阪の街を楽しめばよかったと思いました。もし今後「ゲームマーケット大阪」に行くのであれば、1日前に行くことをお勧めします。そうすれば、前日に観光することができますから。
このイベントでは、安全面での配慮がなされていました。イベントのチケットはオンラインで販売され、簡単に申し込みができるようになっていました。参加者には「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」への登録が課せられていました。また、参加者は会場に入るたびに体温を測り、手指を消毒します。全員がマスクを着用していましたが、それでも、会場で友達を見つけるのは簡単でした。

夕方の美しい大阪城 – 会場から比較的近かったです。

ゲームマーケット大阪の入り口。記念撮影コーナーがありました。

たくさんのボードゲーム翻訳をしていてゲームマーケットでも有名なサイゴウさん(右)と、わたしの仕事仲間Katie(左)と一緒に写真を撮りました。フレンドリーなゲームマーケットヘルパーさんが撮影を手伝ってくれました。
私たちが到着したとき、ゲームマーケットのイベントはすでに始まっていました。イベントのエネルギーは本当に楽しく、エキサイティングでした。各ブース間には広いスペースが設けられ、各レーンには充分な歩行スペースがありました。リラックスして歩くことができて、自分のペースでイベントを楽しむことができました。いたるところに地図やわかりやすい看板があり、自分がどのレーンを歩いているのか、どのブースを見ているのかが、とてもわかりやすかったです。

歩き回ったり、ブースを見たりするための広々としたスペース
ゲームマーケット大阪では、関西のボードゲームカフェや店舗が、お店やカフェで遊ぶのに適したゲームを出展作品の中から選出するボードゲームセレクションが開催されています。これにより、多くのゲームの認知が高まると同時に、デザイナーや販売元を評価することにもつながります。今回のイベントでも多くの部門で投票がおこなわれ、クリエイターにトロフィーが贈られていました。

店舗賞を受賞した『ゾンビデル』
私が訪れたいくつかのブースを紹介します
妄想ゲームズ☆
「妄想ゲームズ☆」には素晴らしいゲームがたくさんありました。どれもカラフルで、幅広い層に受け入れられるものばかりです。私の目を引いたのは、『ジュラッタ!!』という恐竜のゲームでした。彼らのチームはとてもフレンドリーで、私の日本語能力は日常会話レベルなのですが、とてもよく話せました。


よしもとボードゲームブ!
「妄想ゲームズ☆」では、YouTubeのボードゲームコメディーグループ – 「よしもとボードゲームブ!」を紹介してもらいました。彼ら自身の持つ情熱とボードゲームとを結びつけることができるクリエイティブなチームがあることを知って、とてもうれしかったです。たとえば、ボードゲームと漫画、ボードゲームと陶器、ボードゲームとお笑いなど……。彼らはイベントをライブストリーミングしながら、多くのブースを訪れていました。

双子のライオン堂
「双子のライオン堂」は、自分の興味に合った本を選んでもらうことに特化した書店で、今回のイベントでもゲームを出展しました。新しいゲームは、本のような小さなコンパクトな箱に入っています。とてもユニークなゲームです。



山田空太
2015年にKickstarterで公開された『IKI』など、多くのゲームをデザインしたデザイナーの山田空太さんを訪ねました。『枯山水』は、美しい日本庭園ゲームです。『枯山水』は、そのユニークさと日本というテーマから、海外のゲーム愛好家にかなり人気のあるゲームです。彼の新しいゲームは、家族向けのでんしゃシリーズです。『でんしゃサウルス』はとてもかわいかったです。


Oink Games
「Oink Games(オインクゲームズ)のエリアはとても人気がありました。ディスプレイは見やすく美しく、最近Kickstarterで公開された3つの新作ゲームが展示されていました。これがまた素晴らしいのです。コンポーネントはとても手触りがよく、ゲームをプレイする楽しさを高めてくれます。また、Kickstarterのバッカーたちに送られる『月面探険』の特別版も展示されていました。アートがとても美しかったです。



itten
「itten」のブースでは、ゲーム『イヌがきた(Here Comes the Dog)』の巨大な木製の犬のフィギュアを展示していました。私は『ネッシーの正体』のミニボックスとミディアムボックスを含め、「itten」のゲームをいくつか持っています。「itten」のゲームには、美学があります。たとえば、最新作の『クラッシュオクトパス』には、素晴らしい木製のパーツがたくさん使われていました。


OKAZU brand
「OKAZU brand」のご好意で写真を何枚か撮らせていただきました。この素敵なご夫婦はとてもフレンドリーです。実は彼らのおかげで、私は毎年ゲームマーケットに足を運ぶようになったんです。ゲームのデザインは林尚志さん、イラストはryo@にゃも(Ryo Nyamo)さんが担当しています。素晴らしいチームですね。彼らのゲームは世界中でプレイされています。

GOTTA2
「GOTTA2」のブースにはデモテーブルがあり、たくさんの人が彼らのゲームを試していました。「GOTTA2」のブースは、いつもとても楽しいです。エネルギーがあって、プレイするのが楽しくなるようなゲームを作っています。お互い秘密にしているキャラクターを当て合うゲームを見ているのも楽しかったです。


SUNNY BIRD
「SUNNY BIRD」は、長崎にあるボードゲームカフェです。先日、初めてのKickstarterプロジェクト、赤瀬よぐさんデザインによるボードゲーム『FACTORIA』がゴールを達成しました。日本国内のユーザーを対象としたキャンペーンでしたが、アートワークの素晴らしさから海外のゲーマーからも多くの関心を集めていました。今回のゲームマーケットでは、その『FACTORIA』のデモプレイを見ることができました。


今回のイベントは、みなさんに楽しんでいただけたと思います。ゲームマーケット大阪では、たくさんの素晴らしいゲームが紹介されていました。また、Kickstarterについても、多くの好意的なコメントをいただきました。会場では、「Kickstarterで、たくさんの日本の新しいゲームが出ているのを見た」という声を多く聞きました。刺激的なニュースでした。日本のインディーボードゲームをもっと世界に発信していきましょう‼
Kickstarterについてもっと知りたいという方は、こちらのフォームからご連絡ください。
KS JapanのMiss Mercとのトーク登録
東京にお住まいでしたら、4/10-4/11に東京ビッグサイトで開催される「ゲームマーケット春2021東京」にクリエイターが参加します。このイベントのチケットの購入方法は、ゲームマーケットのウェブサイト(https://gamemarket.jp/)に掲載されています。みなさまのご来場をお待ちしております。私たちを見かけたら、ぜひ声をかけてください!
それではここで、会場にあった他のゲームの画像も見てみましょう……














