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Kickstarter ×ゲムマでもっと楽しくボードゲームを制作する基本~成功への「3つのステップ」を徹底解説!

Mandy
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目次
  1. Kickstarter の仕組みとメリット
  2. ゲームマーケット出展クリエイターへ「3つの提案」



ゲームクリエイターの皆さん、こんにちは! いよいよゲームマーケットが迫ってきましたね。私はもともとゲームマーケットのファンで、東京都立産業貿易センターで開催されていたころから参加しているのですが、個人やインディー系クリエイターにスポットがあたり、たくさんの面白いゲームに出会えるこのお祭りが大好きです。

ここ数年は、Kickstarter のボードゲームアンバサダーとして、ゲームマーケットに参加されているクリエイターさんをサポートさせていただくようになり、日本のゲームをもっと盛り上げていきたい!と今まで以上に強く思うようになりました。

この記事では、普段クリエイターの皆さんにお伝えしているアドバイスの一部をまとめてみました。もっと楽しくゲームを作れるように、そしてもっと多くのファンにゲームを届けるためのヒントになれば嬉しいです!

Kickstarter の仕組みとメリット

Kickstarter の仕組みをかんたんに説明します。

まずはクリエイターが「新しいボードゲームをつくる」といった実現したいクリエイティブなプロジェクトを立ち上げ、バッカー(支援者)からプレッジ(支援)を募ります。プロジェクトの実現に必要なファンディングゴール(目標金額)が達成できたら、クリエイターはリワード(お礼)をバッカーに送ります。リワードは金額によって、有形無形さまざまですが、ボードゲームの場合には、完成したゲームのことが多いです。



いうまでもなく、ボードゲーム制作にはお金がかかります。まず自腹で制作して、のちのちゲームマーケットなどでコストを回収する……という形をとっているクリエイターさんがほとんどだと思います。

Kickstarter を利用するメリットは、この制作コストを先に回収してから制作に入れることです。自腹だと諦めざるを得なかったコンポーネントの仕様や部数の増加など、いろいろと選択肢を増やすことができるので、ゲーム制作がもっと楽しくなるはずです!

コンポーネントがグレードアップした『藪の中 新版』 by オインクゲームズ



とはいえ「資金調達」だけを目的とするのはもったいないです。ゲームマーケットと同じく 、Kickstarter のほんとうの醍醐味は、これからずっと、未来の作品づくりを応援してくれるバッカー(支援者)、つまり自分のゲームのファンとつながっていくことにあります。国内のボードゲームファンだけでなく、海外のファンにリーチすることもできます。

世界中には、日本の同人ゲームや商業ゲームを愛するボードゲーマーがたくさんいます。 私はよく海外の友達に日本の最新ボードゲーム情報を共有しているのですが、みんな興味を持ってくれて 「日本に行けないけど、このゲームを手に入れるにはどうすればいい?」とよく訊かれます。Kickstarter を使えば、こういった海外ファンにもゲーム制作を応援してもらうことができます。

そこで、ゲームマーケットなどの国内イベントに出展されているクリエイターの皆さんに、以下の3つのステップを提案します:

ゲームマーケット出展クリエイターへ「3つの提案」

1.Kickstarterで制作資金を事前調達

ゲームマーケットに先駆けて、Kickstarter キャンペーンを立ち上げ、制作費を調達しましょう! ひとくちに制作費といっても、資金はさまざまな目的に利用できます。新作ゲームの印刷コストを賄うのはもちろん、既存ゲームのデラックス版や拡張版の制作にも使えます。

国内リリース済み作品のデラックス版『ゆらゆらペンギン』by Ryoko Yabuchi



Kickstarter には世界中からユーザーが集まるので、海外ファンにも新作をアピールできます。多くの海外ボードゲーマーは、自分の国では手に入らないゲームを求めて Kickstarter を利用しています。

海外から支援を集めるには、プロジェクトを立ち上げるずっと前から BoardGameGeek や SNS でアピールし、認知度を上げておく必要があります。効果的なプロモーションを行うためには、プロジェクトローンチの6ヶ月ほど前から準備しはじめるのが理想です。

そんなに準備期間が設けられない、またはあまり大きなプロジェクトにしたくないという場合も大丈夫! あえてファンディングゴール(目標金額)を低く設定し、バッカーの枠や発送先を制限することもできます。まずは30〜50部といった少部数やプリント&プレイからはじめてみてはいかがでしょうか?

200部限定で制作された『JINGI』 by DegJP – でぐ



なお、キャンペーンがゴールを達成して終了後、ご指定の口座に資金が振り込まれるまでに2週間かかります。入金が口座に反映されるまでにさらに数日かかる場合があるため、印刷所などへの支払い発生のタイミングには気をつけましょう。

2.国内バッカーにはゲムマ受取が便利

ゲームマーケットに出展する予定がある場合、リワードの提供方法として「ゲムマ受取」に対応することをおすすめします。

国内のバッカーの中には、ゲームマーケットに参加する人も多いはず。 Kickstarter でプレッジ(支援)してもらい、イベント当日に手渡しすることで、コストを事前に回収できるだけでなく、リワード発送の手間や送料を省くことができます。体験してみるとわかりますが、これはとても大きいことです。

「ゲムマ受取」対応の『ぐるぐる廻るドラゴンとオバケたち』 by TANAX



この場合「ゲムマ受取」を選択したバッカーのほうが、通常配送を選択したバッカーより早いタイミングでゲームをゲットできるようになるかと思います。「ゲムマ受取」に対応する場合は、Kickstarter のプロジェクトページにその旨をはっきり記載しておきましょう。ゲームマーケット来場者が一足先にゲームをゲットできてしまったとしても、事前説明さえしておけば、他のバッカーはちゃんと理解を示してくれます。

3.海外発送はゲームマーケットの後で

ゲームマーケットが終わって一段落したら、海外のバッカーにリワードを発送しましょう!

本来、海外発送には国際eパケットやSAL便が安くて便利なのですが、国際郵便にコロナ禍の影響が出ている今、DHLヤマト運輸の国際宅急便などほかの発送方法も念のため検討してみるとよいかもしれません。

プロジェクト終了後、バッカーはプレッジ金額の調整ができなくなるため、Kickstarter 上で追加の送料をのちのち請求することはできません。プロジェクトを立ち上げる時点で送料を含めたすべてのコストをなるべく正確に把握し、バッファを設けるなどして不意の出費を防ぐようにしましょう。

2020年11月ゲームマーケットにて『Crash Octopus』 by itten



以上の3つのステップを踏むことで、資金調達からゲーム制作、そしてゲームマーケット出展へと継続的なサイクルを作れるようになります。

ゲームマーケットに先駆けてクラウドファンディングを実施し、ゲームが完成したらまず会場で「ゲムマ受取」用リワードを提供しながら一般販売も行う。イベントが終わったら、海外バッカーにリワードを発送してプロジェクト完了。これをイベントのたびに繰り返します。



プロジェクトを気に入ってくれたバッカーは、クリエイター自身のファンになって、次のプロジェクトも応援してくれるかもしれません。回数を重ねるごとに、より多くの新規バッカーを獲得できる可能性もあります。こうして繰り返しKickstarterでプロジェクトを立ち上げていくたびに、ファンコミュニティが大きくなって、海外へのリーチも拡大していきます。PJTページを見ていた海外エージェントから声がかかって、米国での出版が実現した日本人クリエイターもいます。

この記事の内容についてご質問がある、または Kickstarter プロジェクトローンチのサポートが必要な場合は、こちらのページから私に直接お問い合わせください。 皆さんがつくる新しいボードゲーム作品を海外に発信して、より多くのファンを獲得するお手伝いができれば嬉しいです!

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