コロナ禍により様々なイベントが休止となる中、
アナログゲームの祭典「ゲームマーケット」をインターネット空間で再現するぜ!
という熱い気持ちで開催されたオンライン型イベント!!!!
それが「ゲムマライブ2021」です。

コンセプトを 「ボードゲーム製作」 に絞り
講談社、Kickstarter社、アークライト社の3社共同のもと、
テレゲーム研究所の運営で、
7月9日(金)19時から同11日(日)19時まで、
48時間に渡って視聴者を釘付けにする配信が行われました!
「48時間でゲームを製作しKickstarterで出資を募る」
<ボードゲームヒーローズ>
「オンラインによるデザイナー同士の対談」
<クロス×トーク>
「ゲームに関する様々な講座」
<ゲムマライブ・セッション>
などなど硬軟織り交ぜた内容で
観る人全ての「ボードゲーム欲」を刺激し
「ボードゲーム愛」を掻き立てる
マニアックな文化祭のようなこのイベント、
あなたはご覧になりましたか?
全配信コンテンツのアーカイブがありますが
当たり前ですけど48時間分あるので全部観るのはなかなか大変・・・
(しかもアフタートークを含むと実際は51時間!)
タイムテーブルをご覧になって
興味のあるところを観てもらうのが一番なのですが

せっかくのこの機会!
独断と偏見にもとづいてイチオシのコンテンツをご紹介します!
(とはいえ、細けえ話はいいんだ!早く内容が知りたい!
という方はアーカイブのリンクがあるので、そちらからどうぞ)
<ボードゲームヒーローズ>
そもそも最初にこのイベントの話を聞いた時には
『え?マジで48時間ぶっ通しでやるの?』
と困惑しましたが、録画配信を挟む構成と聞いて一安心。
「あ、でもボードゲームヒーローズは48時間やりますよ」
とドロッセルマイヤーズの渡辺さんがサラリとおっしゃる……
マジかよ!
「適宜仮眠とか取るので」と言ってのける皆様に圧倒されつつ
『これは見逃せないな…』と期待感に胸を膨らませました。
ちなみに「ボードゲームヒーローズ」とは
48時間で土台となるゲーム『ヒイヅル』をブラッシュアップし
Kickstarterで支援を募るというイカれた(最高の)プロジェクトです。

よくぞこれだけ集めたなと驚嘆する豪華メンバーで
まさにボードゲームヒーローズと呼ぶにふさわしい万全の布陣。
48時間の死闘の結末を知りたい方はこちら
普段は知ることのできないクリエイターの思考回路がわかる上、
全体を通して観ることでKickstarterの使い方もわかる
一石二鳥なスゴい企画だったと思います。
<クロス×トーク>
どの枠も濃密な内容でしたが、元漫画編集の自分としては
「放課後さいころ倶楽部フィナーレ記念!作者が連載を振り返るトークスペシャル」
を推したいところです。
SNSの普及にともなって作者ご本人が作品について語る機会が増えたとはいえ、
ここまでのボリュームでじっくりと作品について語っていただけるのは極めて稀です。
この作品ではじめてボードゲームに触れたという人も多いはず。必見です!
<ゲムマライブ・セッション>
今回のゲムマライブのなかでも屈指のマニアックさと
汎用性の高い本質情報と
レアリティの高い経験談が
惜しみなく披露される素晴らしいラインナップでした。
すでにドロッセルマイヤーズの渡辺様による紹介記事があるので、
そちらをご覧になっていただくのがベストと思われますが、
1日目(土曜)はゲームクリエイター向けの実践的な内容、
2日目(日曜)はゲームのビジネス面に着目した内容、
がメインでした。
光栄なことにわたくし、講談社クリエイターズラボの鈴木も1日目の
12:00~13:00『作家の才能の活かし方』
18:00~19:00『全クリエイターに告ぐ!「講談社クリエイターズラボ」は使えるぞ!!』
に出演させていただきました。
ちなみにクリエイターズラボはマジで使えるので
ぜひ一度公式HPをご覧になってください。
https://creatorslab.kodansha.co.jp/
最後に個人的に大注目なのは、
クリエイターが選ぶボードゲーム賞
「ゴールデンボックス ボードゲームアワード」の発表です!

作品に対する賞は数あれども
普段注目されることの少ないプロフェッショナルな仕事の数々にスポットをあてる
素晴らしい取り組みだと思いました。
(ルールブック賞・トランスレーター賞等)

今後の展開に大注目ですね!
駆け足ではありますが、今回のゲムマライブを振り返ってみました。
観れば必ず得るものがある素晴らしいイベントだった思います。
出演された皆様、運営の皆様、そしてなによりご視聴いただいた皆様、
本当にありがとうございました!
あ~楽しかった!
次回は72時間ですかね?
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
(クリエイターの皆様、9月1日から募集を開始するゲームクリエイターズラボで待ってますよ!)
(講談社クリエイターズラボ 鈴木隆介)