日本のクリエイターを世界へ!「キックスターター」公式ナビ KickstarterNavi(キックスターター)公式ナビ

KickstarterNavi(キックスターター)公式ナビ

Blogs
9月27日まで

連載ブログ[蹴りたいボドゲ] ~こんな職場にいられるかっ~ 「Toxic People」

綾羽光陰
綾羽光陰

プロフィール ▼

    • facebook
    • twitter
    • line

************************************
け‐る【蹴る】《五他》
0. kickstarterで気になったプロジェクトを支援すること。
「最高に好みの作品を見つけたから――」

あなたの心の琴線に触れたら、蹴る一手!
「蹴りたいボドゲ」のはじまりです。
************************************

ハローハローこんにちわ。

クソ暑かった夏が一気に過ぎ去って、段々と気温が下がってきましたね。
段々と年末が近づいているという事実を認めたくない綾羽光陰です。

年末の恒例行事の一つに流行語大賞ってのがありますよね?
実は流行語大賞的なものは海外にも存在しています。

ちょっと前のことになりますが、オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリーが選んだ2018年の流行語(Word of the Year 2018)は“Toxic”でした。

“Toxic”は、「有毒な〜」とか「有害な〜」といった意味合いの英単語。
例えば、“Toxic gas”で「有毒ガス」みたいな感じですね。

基本的にはモノを修飾する単語だったのですが、2018年には“Toxic”な人間関係に大きな焦点が当たるようになったようです。

要するに、心理的に害を成すものも“Toxic”で表すことが多くなったわけですね。

今回紹介するゲームのテーマは、そういう会社の“Toxic”な人間関係。
ゲームマーケットでも一定の人気がある社畜・ブラック企業ものです!

この「Toxic People (トキシック ピープル)」の魅力と、蹴るべきか蹴らざるべきかに関して語っていこうと思います。

■概要

「Toxic People」はクセモノだらけの職場で心をすり減らすポーカー風ゲーム です。

プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:15〜30分
対象年齢:16+
ジャンル:特殊能力つきポーカー、風刺、ブラックな職場

■ゲームプレイ

「Toxic People」のルールは、非常に簡単。
ぶっちゃけ、ボードゲームをよく知らない人にも馴染みがあるドローポーカーです。

配られた5枚のカードのうち、気に入らないカードを好きなだけ捨て札にして、
捨て札にした枚数と同じだけ山札からドロー!

出来上がった役を比べ合って、一番強い役を作った人が勝者。

勝者は、一人を選んで毒トークン(Toxic Token)を1つ渡します。

これを何回か繰り返して、最初に毒トークンを3つもらってしまったプレイヤーが負け。

これだけだと、本当にただのドローポーカーなのですが、
ゲームシステム的に2つの特徴があります。

1つ目の特徴は、アクションカードの存在。
これは、使うと特殊な効果が得られるカードで、ストレッチゴールでバンバン増えていく予定。

例えば、相手の役を全部捨ててしまう「クソ上司(BAD BOSS)」カードや、
山札から2枚引いて、どちらかを手札に加えられる「ウソツキ野郎(CHEATER)」カードなんかがあります。

アクションカードはたくさんあるんですが、好きな10枚を選んでゲームで使用します。
そしてアクションカードは、基本的にはポーカー役には組み込めないようになってます。

つまり、アクションカードは強力な効果を発揮しますが、ポーカーの役に使えるカードが1枚減ってしまうわけですね。

当然、3枚のカードでフォーカードは作れない訳ですから、強い役を作ろうとするとアクションカードは邪魔になってきます。
そして、一番強い役を作らないといけないゲームなので、アクションカードは強いけど欲しくない……的なジレンマが生まれることになるわけですね。

それだと、アクションカードを大量に引いてしまうと勝者にはなれないわけですが、
そんな時は、勝ちそうな人をアクションカードでサポートして恩を売り、毒トークンを渡さないでくれーと靴を舐めるわけです。多分。

処世術ですね。

2つ目の特徴は、トランプと違って数字(カードランク)が基本的には存在しないという点。

ポーカーの役作りに使うカードは、「おべっか野郎(ASS KISSER)」、「居眠り野郎(LAZY ASS)」、「噂好き(GOSSIPER)」、「イライラ女(UPTIGHT BITCH)」、「裏切り者(BACK STABBER)」、「コウモリ野郎(TWO HEADED SNAKE)」の6種類だけ。

……こんな同僚しかいない職場イヤだな。

6種類しかないカードでポーカーの役作りをするので、ストレートやフラッシュは存在しません。
作れる役は、ファイブカード、フォーカード、フルハウス、スリーカード、ツーペア、ワンペアだけです。

基本的には同じカードをたくさん集めればよい だけの簡単なゲームになっているわけですね。
(例外的に、役の強さが同じ場合には、役に使っているカードのアルファベット順で強弱 を決めるようです)

■「Toxic People」の魅力

「Toxic People」の魅力は、なんといっても分かりやすさですね。

ドローポーカーをシンプルにした基本システムに、
アクションカードで変化がついて盛り上がりは必至!

ルールもめちゃくちゃ簡単なので、ボードゲームに全然馴染みのない人も一緒に盛り上がれますよね。

テーマはクソな労働環境ですが、リアル過ぎないカートゥーン調のポップなイラストなのも個人的には推しポイントですね。
冗談まじりに職場の愚痴を肴にダラダラ遊ぶのに最適なゲームかなと思います。

対象年齢8歳くらいのゲームなのに公称対象年齢が16歳以上ってなってるのは、人間関係の大変さを知ってから遊ぼうってこと なんだろうなぁ。

■日本語版の可能性

日本語版の可能性は、ずばり皆無でしょう !

和訳つきで輸入販売するところもないんじゃないかと思います。

ルールやアクションカードのテキストは比較的簡単ですから、高校レベルの英語で問題なく遊べると思います。

■結論 蹴るべきか、蹴らざるべきか

以上のことを踏まえると、こんな人は蹴るのがおすすめ。

・気軽にダラダラ遊べるゲームが欲しい
・会社のToxicな人間関係が悩み
・海外の風刺系ゲームに興味がある
・簡単な英語は読める

この機会を逃すと、どこで買えるかも分からないタイプのゲーム です!
ネタになるゲームを探してる方は是非蹴ってみてはいかがでしょうか?

それではまた!
アディオス=アミーゴ!!

(ゲームクリエイターズラボ第一期生 綾羽光陰)

Toxic People
トキシック ピープル

オフィスで気を抜きすぎないように。クセモノが潜んでるぞ!
https://www.kickstarter.com/projects/ameba/toxic-people-0

【あわせて読みたい】

連載ブログ[蹴りたいボドゲ]
~散歩するなら植物園で~
「The Gardens」

連載ブログ[蹴りたいボドゲ]
~2040年に遊びたいゲーム
No.1~ 「Earth Rising」

連載ブログ[蹴りたいボドゲ]
~可愛いドラゴンと町おこし~
「Flamecraft」

この記事に対するご意見・ご要望、訂正、お問い合わせなどはこちらから >
「綾羽光陰」 の記事一覧を見る >
「ボードゲーム」 関連記事一覧を見る >

RecommendedArticles_ おすすめ記事