プロジェクトのポイント
- 渋い人気で世界各地ローカライズされた2人専用プレイのキノコ狩りゲームが、10周年記念版として帰ってきた
- KS限定、数量限定のハンドクラフトコンポーネントが特別に追加できる。絶対に欲しいやつ
- 日本国内ではあまり入手しやすいゲームではなかったので、この機会に手に入れておいて損はなし

プレッジ(支援)総額 ※4月28日現在(残り8日)
¥3,988,232 (目標額¥260,970)
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積むことを恐れるな……
狙った獲物は必ず蹴る──!
総バック数 1,100 over!日本最強のスーパーバッカーこと
中川“Kick Master”コージがボドゲを愛する同志諸君に
いま一番ホットなプロジェクトを語る!
※「蹴る」とはKickstarterで「支援する」ことを指す
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キノコをテーマにした非電源ゲームはレアだ。僕はすぐに思いつくキノコゲーが2つあって、ひとつはアブストラクトゲームで有名なスペインのパブリッシャーnestorgames (ネスターゲームズ)が出している『マッシュルーム』、そしてもうひとつが今回ご紹介する『Fungi(菌類)/Morels(アミガサダケ)』だ。
『菌類』と『アミガサダケ』の2つの名称があるのは、オリジナルは米国で発売された『アミガサダケ』で、これが版権を海外展開するにあたって米国外では『菌類』となったようだ。僕が自分で所有しているのはドイツ語『菌類』バージョンだが、言語依存がほぼないのでルールさえ把握できれば問題ない。ネット上でもこのゲームのレビューをされている日本人もいらっしゃるので、そうしたサイトも参考にすればルールも難なく理解できるはずだ。
2人専用のゲーム、プレイ時間は30分。一般的に2人用ゲームはガッチガチのタイマンバトルになりがちであるが、この『アミガサダケ』はほんわかしたキノコ狩りのプレイが楽しめる。もちろん2人対戦なので最終的な勝敗はつくが、山でキノコを狩ってフライパンで調理して得点を競うという世界観がロハスな感じでグッドであるし、それぞれのプレーヤーがキノコを鈍器として使って殴り合ったり、キノコで毒殺するようなシーンはない(そんなゲームも見てみたいが)。あくまでもキノコ狩りと調理なのである。この類の「第一次産業系」「草食系」ゲーム成分の72.5%は、優しさでできていると思う(自分調べ)。
多くの種類のキノコが登場するのでアートワークも楽しい。楽しいというよりも図鑑をみているような、へー、ふーん、ほー、といった豆知識が頭に入るような感じだ。日常生活には役に立たないであろう知識なのだが、ロハスなんだからそれでいい。ベニテングダケは毒々しい。素敵である。
本PJTは『アミガサダケ10周年記念版』として出されている。基本ゲームに加えて拡張セットも同時にアドオンで追加バックできるが、何よりも見逃せないポイントは、ぬぅわんとハンドクラフト(!!!)のKS限定コンポーネントを追加できるところ。数量も限定である。こんなん言われたら僕はバックしないわけにはいきませんよ、えぇ。
約10ヵ国で現地言語版がでている世界的に渋い人気のゲーム『アミガサダケ』。2人用で殴り合わないゲームを求めている場合はぜひバックして欲しい。そして今回のPJT限定ハンドクラフト特別セットも追加して欲しい。ぜひ!(真顔)
(中川セレクト)

Morels: 10th Anniversary
モレルズ(アミガサダケ): 10周年記念
新しいマッシュルームカード、手作りピース、「Foray」の復活。
クリエイター:Brent Povis
https://www.kickstarter.com/projects/brentpovis/morels-10th-anniversary-and-the-return-of-morels-foray

インタビュー
なぜ、支援するのか。
スーパーバッカーと呼ばれる人