講談社キックスターターナビ | 日本のクリエイターを世界へ! KickstarterNavi(キックスターター)公式ナビ

KickstarterNavi(キックスターター)公式ナビ

Blogs

連載ブログ『très très ボドゲ』Kickstarter 気になるボドゲ【2022年5月まとめ】

SN DUCK
SN DUCK

プロフィール ▼

    • facebook
    • twitter
    • line

どうも、初めまして、SN DUCKです。
私は2019年からKickstarterでボードゲームを中心に支援をしているバッカーです。
この度は、ご縁あって連載を持たせて頂くこととなりました。
連載のタイトルは、題して『très très ボドゲ』!
毎月1回、私が気になっているプロジェクトを作者やパブリッシャーの過去作の情報を交えながら紹介する記事となります。
主に海外のボードゲーマーファンサイト『Board Game Geek(通称BGG)』の記載や公開されているルールブックを元に紹介しますので、支援の参考にして頂ければと思います。
では、早速ですが、今月の気になる作品を見ていきましょう!

2022年5月
気になるボードゲーム 3作品

【The Flood】

プレイ人数:2~4人(拡張込み最大6人)
プレイ時間:30~90分
メカニズム:Dice Rolling, Push Your Luck, Race
BGG Weight:3.00
デザイナー:Elijah Morar, Natalie Morar
アーティスト:Ben Maier, Mirco Paganessi, Elif Siebenpfeiffer
パブリッシャー:Bedouin Games
キャンペーン期間:5月3日~6月2日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/330881/flood

■概要

旧約聖書に登場するノアの方舟を題材とした作品で、洪水が発生する前に十分な資源を集め、方舟の完成を目指す作品です。
プレイ人数は2~4人となっていますが、本プロジェクトで手に入る拡張を追加すると最大6人までの遊べるとのこと。
近年の作品では珍しく、ソロモードはないようですね。
プレイ時間は30~90分と中量級の作品となります。
デザイナーはBedouin Gamesの代表でもあるElijah Morar氏とNatalie Morar氏の2人。
本作は2人にとって初作品のため、ゲームのバランスがどのようになるのか、非常に気になりますね。
アートワークを担当したのはBen Maier氏、Mirco Paganessi氏、Elif Siebenpfeiffer氏の3人です。
Ben Maier氏はBGGを見る限り、ボードゲームのアートワークを担当すること自体、初めてのようです。
Mirco Paganessi氏はいくつかのゲーム制作に関わっており、例えば、デッキ構築型のダンジョン探索アドベンチャーゲーム『Dungeon Alliance』や、可愛い子猫のパッケージが印象的な半協力型のセットコレクションゲーム『Wizard Kittens』の一部イラストを担当しており、この他にもいくつかの作品に関わっていました。

Elif Siebenpfeiffer氏も同様、魔法使いとして召喚獣や魔術を駆使し、相手プレイヤーと戦う『Elemental Clash: The Master Set』や、中世ファンタジー世界を題材とした戦略ゲーム『Strife of Gods』といったいくつかの作品に関わっています。

今作は旧約聖書が題材なだけあって、そのイメージを損なわないようなイラストが多くあるように感じました。

パブリッシャーは2020年に設立されたカリフォルニアのインディーズゲームスタジオBedouin Gamesです。

デザイナーの紹介でも触れましたが、今作が初作品であり、Kickstarter自体を利用したプロジェクトも初めてなため、スケジュール管理が上手くいくのか、そういった不安点も多くあるように感じています。

■ルール説明

基本の流れは非常にシンプルで、方舟を建設する場所を決めたあとサイコロを転がし、資源集めや方舟の建造といった事業に奔走します。

サイコロは出目に応じた資源だけでなく、ストーリーカードを獲得する場合があります。
獲得したストーリーカードよって、洪水発生までの時間を左右するとのこと。
ゲームは洪水の発生条件を満たすと終了となります。

洪水発生の段階で、それまでに方舟を完成できなかった全てプレイヤーは敗北となってしまうため、注意が必要なようです。

■その他

本作の最も目を引くポイントはコンポーネントの豪華さだと言えます。
スタンダードプレッジの段階で120個を超える木製ミープル、200枚を超えるカードとなかなか豪華仕様となっています。

特に組み立てが可能なノアの方舟型ミープルは手が込んでいて、テンションが上がりますね。
更に上のプレッジにはノアの方舟ミニチュアや、新たなモジュール、プレイ人数を増やせる拡張など、盛り沢山です。
これは、もしかすると持ち運びが大変ではないかと心配になっちゃいますね。
また、ストレッチゴールも順調に開放が進んでいるため、プロジェクトが終了する頃にはコンポーネント類の豪華さが更に上がっているのではないかと思っています。

最終的にどこまでストレッチゴールが達成されるか想像もできませんが、私的にはこれもKickstarterの魅力の1つだと思い、楽しみたいですな。
また、ゲームの基本的な流れは割とシンプルなのも魅力ではないかと感じています。
私個人としてはルールが難解な作品の方が好きではありますけど、取っ付き易さってゲームを選ぶ上で重要だったりしますよね。

主なプレッジは、通常版(Standard)$55、ノアの方舟ミニチュアや追加モジュールを含んだデラックス版(Deluxe)$85、5~6人拡張やメタルコインなどを含む全盛版(All In)$149、ゲームの他に追加特典としてアートブックやパブリッシャーの名前が入った洋服などがセットとなる投資家版(Investor)$1449の4種類があります。

全盛版は魅力的ではあるのですが、お値段的に少しハードルが高いようですね。
言わずもがな、投資家版は流石に手が出ないのです。
送料は選択プレッジによって大きく異なり、通常版とデラックス版は$25~$28、全盛版が少し高くなって$31~$34となっています。

じゃあ、投資家版はどれだけ高額なのかと思いきや、こちらの送料は驚きの無料となります。

なかなか見ない題材の作品ですので、珍しいゲームを遊んでみたい方にはオススメかもしれませんね。

【Trailblazer: the John Muir Trail】

プレイ人数:1~4
プレイ時間:30~120
メカニズム:End Game Bonuses, Hand Management, Point to Point Movement, Set Collection, Variable Set-up, Worker Placement
BGG Weight:3.00
デザイナー:Dan R Rice III
アーティスト:Andrew Bosley
パブリッシャー:Mariposa Games
キャンペーン期間:5月10日~6月7日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/307044/trailblazer-john-muir-trail

■概要

米国の長距離自然歩道ジョン・ミューア・トレイルを12日間に渡って旅する作品です。
プレイ人数は1~4人となっており、1プレイに要する時間は30~120分とのことなので、人数×30分ぐらいを想定しているのだと思われます。
デザイナーのDan R Rice III氏はBGGを見る限り、今作が初めて携わる作品のようです。
一方、アートワークのAndrew Bosley氏は多くの有名作品に関わる経歴を持つ方です。
例えば、動物たちの街を発展させることを目的とした『Everdell』や、商人の1人として危険な街道を旅しながら街から街へと物資を運ぶ『Merchants of the Dark Road』などが代表作です。

どちらの作品も落ち着いた色合いが良いですよね。
私も彼のイラストは好きで、彼がアートワークを担当している作品を見つけると、無条件で興味を惹かれちゃいます。
今作も写真のような美しいイラストの数々に所有欲が高まるばかりです。

制作は新興パブリッシャーのMariposa Gamesです。

こちらも本作が初作品らしく、プロジェクトの進行管理がどの程度上手く進められるのか、注目したいところです。

■ルール説明

ゲームは12日間(ラウンド)に渡って自然歩道を旅して、ホイットニー山の頂上を目指します。
1ラウンドは大まかに日の出、昼間、日没の3つのフェイズから構成されています。
まず、日の出フェイズでは、その日の天候が明らかとなります。
晴れや曇りであれば影響はないのですが、雨や雪などの悪天候の場合、自然歩道の移動するために追加で資源を消費しなければなりません。
他にもトレイルカードと呼ばれるカードを1枚プレイし、様々な資源や道具を得ることができます。

続いて、本作のメインとなる昼間フェイズです。
こちらのフェイズでは移動やアクションを実行できます。
ゲームの基礎となるハイキングだけでなく、動植物の発見や探索を通して勝利点を得ていくようです。

最後は日没フェイズとなります。
こちらのフェイズではプレイヤーであるハイカーに対して食事と水を与えなければなりません。
ゲームは12日間に渡る旅は終え、得点計算へと移ります。
ここで面白いと感じたのは、目的地であるホイットニー山の頂上に到着できなかったプレイヤーは、どれだけ得点を稼いでいたとしてもゲームの勝者とはなれないところです。
元々の目的を考えれば当たり前ではあるのですが、ゲームのフレーバーをルールに昇華させるところは本作への拘りを感じますね。
あと、ソロモードも同梱されており、近年の需要にもしっかりと応えているのが分かります。

バッカーによってはソロモードの有無を気にされる方もいますし、巣籠のお供としても優秀な気がしますな。

■その他

設定されているプレッジは$59のバックパッカー(Backpacker)のみとなります。

ミニ拡張や特殊仕様のポイントマーカーなど、Kickstarter限定でコンポーネントもありますが、大きな違いはなさそう。
送料は$45とお高めです。

関税のこともあるので断言はできませんが、もしかすると代表者が取り纏め、少しでも出費が抑えられるようにするといった手もアリかもしれませんね。

他プレイヤーとの絡みが少なく、ソロ感が強いようにも感じましたが、本作の世界観にどっぷりと浸かりながら遊ぶことを考えれば、大分アリなのではないでしょうか。

【Of Mines and Men】

プレイ人数:1~3人
プレイ時間:30分
メカニズム:Dice Rolling, Paper-and-Pencil
BGG Weight:不明
デザイナー:Mauro Indini
アーティスト:不明
パブリッシャー:自費出版?
キャンペーン期間:5月9日~6月8日迄

■概要

制限時間内に鉱山からの脱出を目指す、スマートフォンアプリゲーム『of Mines and Men』のPnP版紙ペンゲームです。
PnPとはプリント&プレイの略称で、自宅にあるプリンターで印刷して遊べる作品を指しています。
今作のようなタイプのPnPであれば、鉛筆とサイコロさえあればプレイが可能です。
ですが、作品によっては少し工作が必要なものもありますので、支援の前にはしっかりと確認が必要ですね。
ちなみにKickstarterで支援を受け付けているようなPnPのゲームは$5程度の安価な作品が多く、支援のハードルが低いのも特徴と言えますね。
プレイ人数は1~3名と少しだけ珍しい人数設定となっています。
1ゲーム30分ぐらいで終わる作品のようなので、少しの時間で遊べるのも魅力と言えます。
デザイナーは本元の製作者でもあるMauro Indini氏です。
元々はPCゲームなどのデザイナーだったのですが、ボードゲームにも興味があったため、自身の作品を紙ペンゲームとして発行したいと考えたみたいです。
アートワークは本家からそのまま引き継いでいるようですが、作者名は不明です。
ミニキャラのようなドワーフは何とも言えない可愛らしさがあって、結構好きですね。

個人出版だと思われますが、明言はされておらず、こちら謎です。
ただ、今回紹介した他の2作品のように豪華なコンポーネントがある訳ではないので、生産ラインのトラブルや発送の遅延などのトラブルは考えられません。
その点では安心と言えると思います。

■ルール説明

ゲームは非常に簡単な作りとなっています。
最初にサイコロを振って、どのアクションを実行するかを決めなければなりません。
限られた時間内に資源や宝石を発掘し、道具の加工を行って任務の達成を目指します。
ダイナマイトが鉱山を破壊してしまう前に脱出しなければならないため、少しだけ刺激的かもしれませんね。

■その他

プレッジは3種類用意されており、レベルが上がるごとに追加のキャラクターやマップ、ミッションがセットに加わるようです。
そのため、3人で遊びたい場合は必然的に€9の伝説の炭鉱夫(Legendary miner)プレッジ選択しなければならない訳です。

Kickstarterと言えば、豪華なコンポーネントの作品ばかりが取り上げられがちですが、それ以外にもキラリと光る作品があることを伝えたくて、今回取り上げさせてもらいました。
たまには、こういった作品を支援してみるのも良いのではないかと思いますよ。

【まとめ】

今回は3作品を紹介させて頂きました。
如何だったでしょうか。
興味が湧く作品はありましたでしょうか。
所謂、話題作ではありませんが、「面白そう!」とか「こんな作品があるなんて知らなかった!」と思って頂けると紹介した甲斐があったのではないかと思います。
では、また来月お会いできればと思います。
引き続き、良い支援ライフをお過ごしくださいませ。

この記事に対するご意見・ご要望、訂正、お問い合わせなどはこちらから >
「SN DUCK」 の記事一覧を見る >
「ボードゲーム」 関連記事一覧を見る >

RecommendedArticles_ おすすめ記事