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連載ブログ[très très ボドゲ]Kickstarter 気になるボドゲ【2022年6月まとめ】

SN DUCK
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どうも、支援した作品がなかなか手元に届かないSN DUCKでございます。
世界的な運送費の高騰や工場ライン停止など、仕方がない部分も多くありますが、支援者にとっても辛いところですね。
そんな辛い気持ちを癒すかのように今月も気になるプロジェクトが溢れています。
今回も『Board Game Geek(通称BGG)』の記載を元に紹介しますので、支援の検討材料としてもらえれば幸いです。

2022年6月
気になるボードゲーム 3作品

【First in Flight】

プレイ人数:1~4人
プレイ時間:45~75分
メカニズム:Deck Building, Push Your Luck, Race, Rondel, Time Track, Variable Player Powers
BGG Weight:2.50
デザイナー:Matthew O’Malley, Ben Rosset
アーティスト:Tomasz Bogusz, Amelia Sales
パブリッシャー:Artana LLC
キャンペーン期間:6月8日~7月1日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/361788/first-flight

■概要

20世紀初頭、飛行機開発のパイオニアとして、トライ&エラーを繰り返しながら飛行記録の更新に挑む作品。
1プレイ45~75分の軽めの中量級ゲームとなっています。
デザイナーはMatthew O’Malley氏とBen Rosset氏の2人です。
Matthew O’Malley氏とBen Rosset氏は共同で多くの作品を発表しています。
代表作だと、国内でもファンが多いStonemaier Gamesから発行されている『Between Two Cities』や、天文学者の1人として観測と論理を駆使して惑星Xを探し出す『The Search for Planet X』ではないでしょうか。

アートワークはTomasz Bogusz氏とAmelia Sales氏が担当しています。
Tomasz Bogusz氏は遺伝の性質をテーマとした『Genotype: A Mendelian Genetics Game』や、人間の細胞内を舞台としたワーカープレイスメント『Cytosis: A Cell Biology Board Game』などがあります。

他にもいくつかの作品のアートワークを担当されているようですが、どれも科学分野を題材としたものばかりでした。
特に明言されている訳ではありませんが、科学分野のボードゲームに強い思い入れがあるアーティストなのかもしれませんね。
もう一方のAmelia Sales氏は『Genotype: A Mendelian Genetics Game』にも関わっていますが、その他にもチャールズ・ダーウィンのガラパゴス諸島横断の旅を通じて、新種の発見や研究にスポットを当てた『On the Origin of Species』などがあります。

図鑑のようなリアルな絵柄は作品との親和性も高く、タイルやカードを眺めているだけでも満足感がありますね。
パブリッシャーは2015年に設立されたArtana LLCです。

過去に発行しているタイトルですと、ニコラ・テスラやトーマス・エジソンといった発明家の1人と手を組む投資家として、アメリカ全土への電力供給を目指す『Tesla vs. Edison: War of Currents』や、19世紀にコンピュータの発展に大きく寄与したエイダ・ラブレスとチャールズ・バベッジとして、後援者が抱える難題の解決のため奔走する『Lovelace & Babbage』など、科学分野に特化したタイトルが多いように感じます。

Artana LLCは過去にKickstarterで10本ものプロジェクトを成功に導いています。
直近ですと『On the Origin of Species』がプロジェクトとして成功を収めています。
ちなみにこちらの完成予定は2020年5月となっていましたが、若干の遅れから6月の完成でした。
個人的には許容範囲内ではありますね。

■ルール説明

本作は4ラウンドを通して、すごろくのようなマス目を移動し、そこのアクションを実行するといった流れでゲームは進んでいきます。

手番順は常に最も進みの遅いプレイヤーが行うため、他のプレイヤーの進み具合によっては連続してアクションできる場合もあります。
これだけ聞くと、あまり早く進む意味がないように感じるかもしれませんが、早く進めば次のラウンドで先手番を取れるといった利点もあります。
ここら辺は『Aqua Garden』や『Parks』に似ていると感じる方もいるかもしれませんね。

マスに示されたアクションは全8種類。
飛行アクションや改良アクションなど、飛行機開発には欠かせないものばかり。
特に本作の肝となる飛行アクションは重要と言えます。
飛行アクションでは自身の山札から好きな枚数だけカードをめくり、飛行距離を計算します。

ただ、デッキにはアクシデントを引き起こすカードも含まれており、このカードを4枚引いてしまうと墜落してしまいます。
目標達成のためにはカードを引かなければなりませんが、墜落の危険性が常に付き纏うため、何枚めくるのかの判断が非常に悩ましいですね。

■その他

プレッジは通常版$39とコレクターズ版$55の2種類となっています。

主な違いは一部のコンポーネントがアップグレードされている点でしょうか。
具体的にはレジン製のプレイヤーコマやメタルコインが同梱されるといったところです。
あと、カードや箱が特殊印刷で少し豪華になってもいます。
メタルコイン好きとしてはコレクターズ版も気になりますが、個人的には通常盤でも良いような気もしています。
設定金額的には割とお安めな分類に入るので、そこは有難いですね。
送料について、明確な金額はページ内に記載されていないため、気になる方はVFIに確認するしかなさそうです。

今回、ルールも含め色々と調べてみましたが、ガチめのゲームというよりは運要素もそこそこある、パーティーゲームといった印象です。
ルールも簡単なので、割と広い世代で楽しめるのではないでしょうか。

【Globetrotting】

プレイ人数:1~4人
プレイ時間:30分
メカニズム:Bingo, Contracts, Line Drawing, Network Building, Simultaneous Action Selection
BGG Weight:不明
デザイナー:Jeff Chin, Andrew Nerger
アーティスト:Nilanjan Malakar, Susan Szecsi, Mohamad Javadi, Gabo Duran, Luan Huynh, Weiwei Xu
パブリッシャー:Road To Infamy Games (R2i Games)
キャンペーン期間:6月15日~7月13日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/356230/globetrotting

■概要

退屈な職場から飛び出して世界中を自由に飛び回る作品。
プレイ時間は30分と想像していたよりもずっと軽い印象です。
デザイナーはJeff Chin氏とAndrew Nerger氏の2人となっています。
代表作は、日本にも多くのファンがいる、絵柄カードを重ねて絵画を作り上げる『Canvas』や、亡くなった王様の墓所から相続するはずだった財宝を運び出すことを目的とした『Crypt』などがあります。

どちらも 1 プレイ 30 分程で終わる作品で、取っ付き易い印象があります。
特に『Canvas』は見た目の美しさも相まって、ボードゲームを初めて遊ぶ方にもオススメ できるのではないでしょうか。
アートワークを担当したのは、Nilanjan Malakar 氏、Susan Szecsi 氏、Mohamad Javadi 氏、Gabo Duran 氏、Luan Huynh 氏、Weiwei Xu 氏の 6 人です。
Luan Huynh 氏は先程も紹介した『Canvas』のアートワークも担当しています。
その他の方々の情報は残念ながら見つけられませんでしたが、 『Canvas』に感じた作品への強いこだわりは今作でも健在です。
例えば、得点の計算表がパスポートだったり、限定版に同梱される個人能力カードがクレジットカードだったりと細かなところにも力が入っています。

パブリッシャーは2014年にシカゴで設立したRoad To Infamyです。

設立当初からKickstarterを利用しているパブリッシャーで、本作も含め過去に9つのプロジェクトを実施していました。
直近のプロジェクト『Don’t Go In There』の進行状況は今のところ順調なようで、この調子なら予定通り、2022年8月頃には到着するような気がします。

ちなみに私が支援していた『Canvas Reflections』は、2022年2月完成予定でしたが、1月末には到着していました。

私が良く支援しているパブリッシャーの中で、支援した作品が予定通り届いているのはGarphill GamesとRoad To Infamy Gamesぐらいな気がします。

■ルール説明

本作は春、夏、秋の季節ごとに旅行を計画するゲームで、9 ターンを通して移動距離や目標 などの要素から勝利点を得ていく作品となります。
1ターンは3つのステップで構成されています。
まず、最初に目的地となる国を示すカードが3枚公開されます。

示されたカードの中から訪問する国を決める訳ですね。
訪問する国が決まったら、自身の地球儀に出発地から目的地を線で結びます。

私だけかもしれませんが、地球儀に線を引くのって冒険心がくすぐられて、何とも夢がありますよね。
このとき、移動距離が長ければ長い程ほど、最終的な勝利点は高くなります。
ここで得た勝利点はパスポートに書き込む訳ですが、パスポートに記録していると本当に旅行をしているような気分になるため、良い演出のように感じました。

この他に個人目標や隣り合ったプレイヤー間での目標もあり、そこからの勝利点も得られるようです。

9ラウンド終了後、最終的な勝利点を合計して勝敗が決まります。

■その他

選択できるプレッジは$53の通常版と、$68の限定版の2種類。

限定版には追加の共通目標タイルと個人能力カードが同梱されます。

個人能力カードは強弱も含め、どんな能力があるのか気になっちゃいますね。
アドオンでは、過去に発行された一部の作品が発注可能となっています。
今回は『Canvas』以降に発表された作品が中心のようですね。
送料は$35とお高め。
やはり同梱されるコンポーネントが大きいだけあって、多少送料が高くなってしまうのは仕方なしといったところでしょうか。
一部、壊れやすそうパーツもあるので、輸送中の破損も心配です。

地球儀を使った、今までにないような体験ができそうな作品だけに、日本語版の発売もあるんじゃないかと睨んでいますが、いち早くプレイしたい方はここで支援しても良いかと思います。

【ナイトフラワーズ】

プレイ人数:1~4人
プレイ時間:60~90分
メカニズム:Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:宮本アシタ
アーティスト:鉄巻とーます!、はらセレブ
パブリッシャー:自費出版
キャンペーン期間:6月17日~7月18日迄

■概要

異種族娘たちが働くナイトクラブを舞台に自身が担当する嬢を店のトップへと導き、次期オーナーの座を争う作品。
プレイ時間は60〜90分の中量級ゲームです。
デザイナーは『トポロメモリー』などを発行している株式会社バンソウの宮本アシタ氏です。
過去に『ペルソナVS』などのアートワークを手掛けた経験はあるようですが、個人での制作は今作が初めてとのこと。
どのようなバランスの作品に仕上がるのか、期待半分、不安半分といったところでしょうか。
アートワークは今作のメインとなる異種族娘たちを鉄巻とーます!氏、異種族娘たちに会うため、日夜ナイトクラブに通うゲストたちをはらセレブ氏が担当しています。

この記事を読んでいるボードゲームギークの方々は馴染みのない名前かもしれませんが、鉄巻とーます!氏といえばコミック版の『モンスター娘のお医者さん』の作者です。
まさかボードゲームのアートワークに漫画家先生を起用するとは思っておらず、驚きました。
確かに異種族娘を題材にするなら、最高のイラストレーターだと思いますし、その分野が好きな方にとっては喉から手が出るほど欲しいと思わせられるのではないでしょうか。
一方、はらセレブ氏は自身でもゲームデザイナーとして活躍されている方で、地獄の門番ペロゲモンを手伝い、魂を地獄に落とす『ペロゲート』などを制作しています。
私的にはデジタルアートを題材とした競りゲーム『クリプトコレクター』のアートを担当されていた印象が強めです。
パブリッシャーについては明記されていないため、個人製作だと思われます。
初のプロジェクトなので、予定通りに届くかは不安な部分もありますが、仮に遅れたとしても数ヶ月程度で済むような気がしています。
私的には、それぐらいなら許容範囲内ですね。

■ルール説明

ゲームは4ラウンド6フェイズから構成されています。
まず、最初のフェイズでは、自身が推す嬢のサポートをしてくれるメンターカードと、嬢の性格を決めるタレントカードを、各1枚ずつ獲得します。

嬢のサポートをしてくれるメンターカードはラウンド数に応じて追加のボーナスが得られます。
一方、タレントカードは後程説明する営業フェイズで活用できるものとなります。
鉄巻とーます!氏の書いたキャラクターたちをメンターカードでも使えるのは嬉しいですね。
続いては、手番順を決める出勤フェイズとなります。

ここでゲームの核となる営業フェイズの手番順が決定します。
こう聞くと、手番順が早い方から枠が埋まっていくような気もしますが、手番順が遅ければ遅い程、強力なボーナスを得られるようです。
次は本作のメインフェイズと言っても過言ではない営業フェイズです。

このフェイズでは嬢や黒服型のコマをナイトクラブ内のエリアに配置して、資源を集めたり、ゲストから指名を受けたりします。
基本的に多くのゲストから指名を受けることを目的としているため、効率的な資源集めが勝利への近道となるように感じました。
加えて、次のフェイズで必要となるナイトクラブへの貢献度も、このタイミングで増やさなければなりません。
この流れの中で4つ目となる報酬フェイズについて、説明したいと思います。
このフェイズでは貢献度によって金貨を報酬として得られるだけでなく、次ラウンドのスタートプレイヤーにもなれます。

正直、貢献度までは手が回らない気もしますが、ここを疎かにすると上手く立ち回れなくなりそうですね。
ラウンド終了前、新たなゲストから指名を受けられるのが、アフターフェイズです。

ただし、このフェイズでゲストから指名を受けるには嬢に残業を強いることとなりますので、要注意です。
最後のフェイズは上納金フェイズです。

ボードゲームに慣れているギークの皆様はお気付きかもしれませんが、このフェイズではラウンド毎に任意の金貨を支払うとオーナーからの評価が上がり、勝利点を獲得できるようになります。
勿論、これ以外にもゲストや共通目標などからも勝利点は得られますが、金貨さえあれば制限なく勝利点を得られる貴重な機会ですので、活用していきたいものですね。
もしも、もう少し詳しくゲーム内容を知りたい方は、以下のプレイ動画を見るとゲームの雰囲気も含め、良く分かるのでお勧めです。

■その他

選べるプレッジはベーシックプラン6,600円、アップグレードプラン10,800円、スペシャルプラン30,000円の3種類。

アップグレードプランには異種族娘たちのミニアクリルコマが同梱されます。

日本発のプロジェクトは割とキャラクターを前面に押し出した作品が多く、豪華版にはアクリルコマが同梱されているケースをよく見る気がしますね。
一方、スペシャルプランでは支援者が希望するゲストをはらセレブ氏が書き下ろしてくれる権利が付くようです。
残念ながら既にスペシャルプランの枠はすべて埋まってしまいました。
可能性は低いですが、プロジェクト終了間際にプレッジをキャンセルされる方も時々いるので、スペシャルプランに興味がある方は定期的な確認をお勧めします。
アドオンにはアップグレードプランのミニアクリルフィギュアに加え、高さ100mmもある異種族娘のアクリルフィギュアの個別注文も可能なようです。
ゲームには使えませんが、推しの異種族娘が欲しい方は是非こちらにも手を出しては如何でしょうか。
送料は国内一律1,000円とお安め。
正直、麻痺っている気もしますが、この価格は国内発のプロジェクトだからこそな気がしますので、素直に有り難いですね。

異種族娘を自分好みに成長させる過程の面白さ、各キャラクターの見た目の可愛さからは想像し難い硬派な作りのゲーム性と、キックスターターを利用するギークも十分楽しめるゲームではないかと思います。
まだまだ、ストレッチゴールも開放されるでしょうし、国内発のゲームとのコラボカードも多く同梱されるようなので、それらも踏まえて楽しみな作品ですね。

【まとめ】

今回も前回に引き続き、3作品紹介させて頂きました。
面白そうな作品はありましたでしょうか。
今回はラインナップ的に軽量~中量級が多かったので、次回こそ重量級のゲームも紹介できればと思います。
では、また来月お会いしましょう。

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