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連載ブログ[très très ボドゲ]Kickstarter 気になるボドゲ【2022年7月まとめ】

SN DUCK
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どうも、Duckです。
夏休み間近ではありますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
今年の夏こそはボードゲームを遊ぶ時間を作れるようになれば良いなぁと思う次第です。
さて、今回は7月スタートのプロジェクトの中から気になる作品を3本紹介したいと思います。
良ければ支援の参考にしてみてくださいね。

2022年7月
気になるボードゲーム 3作品

【Taverns & Dragons】

プレイ人数:2~5人
プレイ時間:40~60分
メカニズム:Dice Rolling, Different Dice Movement, Movement Points, Pick-up and Deliver, Push Your Luck, Roll, Take That, Turn Order: Auction, Worker Placement with Dice Workers
BGG Weight:不明
デザイナー:Quentin Vernet, Marc Vernet
アーティスト:Nastya Lehn, Baptiste Michard
パブリッシャー:Lord Raccoon Games
キャンペーン期間:7月13日~8月5日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/339473/taverns-dragons

■概要

街を訪れた王様をもてなすため、森で貴重な食材を集め、最も魅力的な宴会の提供を目指す作品。
プレイ時間を見る限り、中量級に近い軽量級といった印象。
デザイナーはQuentin Vernet氏とMarc Vernet氏です。
Quentin Vernet氏の過去作は2021年に発行された『The Last Bottle Of Rum』のみ。

こちらは未知の海域を舞台にクラーケンから逃げ回りつつ、敵と戦って財宝の獲得を目指す作品です。
『The Last Bottle Of Rum』はプロジェクト実施中にアートワークが可愛らしく、取っ付き易いように感じたため、支援しようか相当悩んだのを思い出しますね。
もう1人のデザイナーであるMarc Vernet氏は今作が初めて関わるゲームのようです。
アートワークはNastya Lehn氏とBaptiste Michard氏が担当されています。
Nastya Lehn氏は2019年に発行された、モンスターの大群から砦を守るタワーディフェンス型の作品『Last Bastion』が初出のデジタルアーティストです。
Kickstarter発の作品に関わるのは2作目で、前回は廃墟と化した塔に住み着いた巨悪の打倒を目指す『Return to Dark Tower』のアドオンとして公開された拡張『Return to Dark Tower: Alliances』に関わっています。

一方、Baptiste Michard氏はQuentin Vernet氏と同様に『The Last Bottle Of Rum』が初めて手掛けた作品だったようです。
今作も海外アニメのようなイラストがゲームの雰囲気とマッチしており、支援意欲をそそります。

パブリッシャーはLord Raccoon Gamesです。

今作はLord Raccoon Gamesにとって2本目の作品で、1本目は『The Last Bottle Of Rum』となります。
1作目は目標金額€15,000の5倍もの資金を集め、プロジェクトが終了しています。
また、『The Last Bottle Of Rum』は製造管理面でも非常に優秀で、2020年11月に完成予定となっていた製造が、2020年10月上旬にはほぼ完了していたようです。
発送開始の時期は地域によって異なりましたが、だいぶホワイトなプロジェクトだった印象を受けています。

■ルール説明

ゲームは7ラウンドに渡って行われ、ゲーム終了時に最も名声を獲得していたプレイヤーが勝利します。
各ラウンドの最初、プレイヤーはそれぞれ5個のダイスを転がします。

このダイスは資金の調達、弟子の移動、レシピの調理などワーカーとしての役割を果たす、ダイスプレイスメントです。
食材を得るには弟子がゲームボード上を移動し、植物やキノコ、ドラゴンの卵などを集めます。

レシピの調理は必要な食材と指定されたダイスを消費することで完成させられます。

このゲームの面白い要素として、名声を得る方法が王様をもてなすための料理を作るだけではなく、ドラゴンの討伐からでも得られる点です。

勿論、これもドラゴンの肉目当てではありますが、食材集めのためだけにドラゴン討伐するゲームはあまりないように思います。
しかし、ドラゴンを1人で討伐するのは、なかなかにしんどい。
そんな時こそ、冒険者仲間を集めましょう。

集めた仲間たちは冒険の手助けをしてくれるだけでなく、名声を手に入れるための手段ともなっていますので、余裕があれば積極的に集めても良いかもしれませんね。

■その他

プレッジはKickstarter Editionの€45のみ。
一部の拡張やソロモードなどKickstarter限定のコンポーネントが同梱されるらしく、クラウドファンディングらしいお得感はあるように感じます。

日本への送料は$20と、高騰している局面の割に抑え目なのも嬉しいですね。

ダイスを使用するゲームなので運要素はあるかとは思いますが、仲間の能力を駆使すれば出目を操作できるため、ゲーマーでも十分楽しめる作品ではないかと思います。
これは気になっちゃいますねぇ。

【Hijacked】

プレイ人数:1~4人
プレイ時間:20~60分
メカニズム:Cooperative Game, Dice Rolling, Hidden Victory Points, Line of Sight, Negotiation, Open Drafting, Solo, Tile Placement, Variable Set-up, Worker Placement, Worker Placement with Dice Workers
BGG Weight:3.00
デザイナー:Christian van Dijk
アーティスト:Mihajlo Dimitrievski
パブリッシャー:Greenest Games
キャンペーン期間:7月12日~8月11日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/330964/hijacked

■概要

2050年の空港を舞台に、ネゴシエーターの1人として、ハイジャック犯によって制圧された旅客機から警察の機動隊が突入する前に乗客を避難させ、犯人にも投降するよう説得を試みる半協力型の作品。
プレイ時間は60分以内で終わる作品らしく、想像していたよりも軽めな印象。
デザイナーのChristian van Dijk氏は今作が初デザインのゲームのようです。
Christian van Dijk氏は日中、弁護士として働いているため専業のデザイナーではありませんが、その経験から今作の着想を得たのではないかと推測しています。
アートワークを担当するのはMihajlo Dimitrievski氏です。
Mihajlo Dimitrievski氏と言えば、真っ先に思い浮かぶのはWest Kingdomシリーズという方も多いのではないでしょうか。

やはりGarphill Gamesとタッグを組んでゲームを作っている印象が強いからだとは思いますが、最近はこの他にもいくつかの作品イラストを担当しています。

直近で実施されたプロジェクトですと、吟遊詩人として世界を旅する『Bardwood Grove』や、ドラキュラ伯爵の夕食会に招かれた村人として、何とか食べられないように立ち回る『Dracula: Fangs & Pitchforks』などがあります。

日本でもMihajlo Dimitrievski氏のファンは多いかと思いますので、そこに惹かれて支援される方も多い気がしますね。
パブリッシャーは今作が初めて手掛ける作品であるGreenest Gamesです。

過去にゲーム制作の経験がないことを考えると無事に完成するのか、不安も少なからずあるように感じています。

■ルール説明

ゲームは3つのフェイズから構成されており、これをゲーム終了条件となる一定人数の乗客とパイロットが救出されるまで行います。
アクションフェイズでは2個のダイスを使って、乗客を救出するために必要なハイジャック犯との信頼関係を築いたり、投降するよう説得したりを繰り返します。

本作をプレイする上で大切な要素の1つに機動隊の突入があります。
機動隊の突入と聞くと事件解決の一助になるイメージがありますが、このゲームにおいても終了条件の1つとなっています。
ただ、機動隊の突入によってゲームの終了フラグが切られてしまうと全プレイヤーの敗北となってしまうのです。
アクションフェイズには機動隊の突入を遅らせるアクションもあるため、上手く機動隊の動きをコントロールすることが本作攻略の鍵となる気がしますね。

■その他

メインとなるプレッジは€44のEco Friendly Editionの1種類のみ。
こちらにはアートワークを担当したMihajlo Dimitrievski氏のKickstarter限定サイン入りプロモーションカードが同梱されるようです。

こちらのプロモーションカードは1,500人限定のようなので、気になる方は早めに支援した方が良いかもしれません。
ちなみにEco Friendlyとは環境に優しいといった意味で、コンポーネントにはプラスチック製品を使っていない仕様とのこと。
最近少しずつではありますが、このように環境に配慮したコンポーネントの作品が増えたような気がしています。
なお、こちらのプロジェクトにはアドオンも用意されています。
内容としてはパイロットカードが追加されるミニ拡張です。

詳細は不明ですが、€6と割とお手頃ですので特別な理由がない限りは追加で支援しても良いように思います。
日本への送料は€28と内容物の割に若干高いような気もしますね。

こちらのゲームはテーマ的に日本ではあまり見かけないタイプの作品のように感じました。
少なくとも日本語版は出ない気がします。
半協力要素があるのも面白いですし、支援を検討してみても良いかもしれません。

【Sunshine City】

プレイ人数:1~100人
プレイ時間:30~60分
メカニズム:Dice Rolling, Paper-and-Pencil, Race, Roll, Worker Placement
BGG Weight:2.00
デザイナー:Peter C. Hayward
アーティスト:Jon Merchant
パブリッシャー:Coffeebean Games
キャンペーン期間:7月12日~8月13日迄

【参考サイト(BGG)】
https://boardgamegeek.com/boardgame/362121/sunshine-city

■概要

街の送電網を太陽光発電に変換し、環境に配慮した都市へと作り変えることを目的としたプリント&プレイ(PnP)の紙ペンゲーム。
最近の紙ペンゲームでよく見かけますが、1~100人まで遊べる作品とのこと。
プレイ時間はショートゲームなら30分、ロングゲームなら60分と調整可能。
デザイナーはPeter C. Hayward氏です。
過去にもいくつもの作品を発表していますが、Kickstarterでプロジェクトが実施された作品ですと、隣国と戦いつつ王家の遺物(カブ)を集める『Village Pillage』や、ドラキュラ伯爵主催の仮面舞踏会を舞台にだれがどの役割を担っているかを当てる記憶ゲーム『Dracula’s Feast』などがあります。

どの作品も30分以内で終わる作品が多く、軽量級ゲームの作成が得意な方のようです。
アートワークはJon Merchant氏が担当しています。
こちらも過去にいくつかの作品に携わっていますが、他のアーティストとの共作も多く、Jon Merchant氏だけで担当された作品ですと、英雄パーティの従者として高価な戦利品を持ち帰ることを目的とした『Squire for Hire』と、その拡張シリーズぐらいでした。

パブリッシャーはCoffeebean Gamesです。
しかし、今回のプロジェクトではKickstarter上の名義はBlue Beard Entertainmentとなっていました。

通常、Kickstaterのプロジェクト立ち上げはメインとなるパブリッシャー、もしくはデザイナー名義で行うことが多くあるのですが、Coffeebean Gamesが携わった作品はすべてBlue Beard Entertainment経由でプロジェクトが実施されているようです。
ちなみにCoffeebean Games発の作品は今作も含めて3作品あり、中でもKickstarter発の作品ですと古代エジプトの偉大なファラオの1人でもあるハトシェプスト女王の石板修復を題材とした『Cartouche』があります。

Cartouche』は2022年8月に完成予定となっていますが、2022年6月末に更新されたアップデートの内容を見るとグラフィックデザインの微調整が終了し、これより印刷がスタートするとのこと。
全体的に工程に遅れが出ているようなので、支援者たちの手元に届くのはまだまだ先のようですね。

■ルール説明

ゲームの流れはとてもシンプル。
ダイスを2個転がし、ワーカーを動かしてから資源を獲得し、能力を起動するだけ。
ダイスは低い出目を使ってワーカーを移動させたのちに、高い出目を使って別のワーカーを移動させます。
動かせるワーカーは建築家、発明家、ロビイストの3体。
ワーカーにはそれぞれ特殊な能力があり、建築家は生産力向上、発明家は特殊能力の開放、ロビイストならプロジェクトの達成ができるようになります。
各地域で獲得した資源は貯めることは出来ず、即座に使わなければなりません。
資源を使用できる場所もワーカーによって異なります。
各地域の右側にある建物群は建築家、左側にある電波塔であれば発明家、下部にある乗り物ならロビイストだけが資源を使える訳です。

太陽光発電施設は各地域にある建物群、電波塔、乗り物のチェックボックスがそれぞれ埋まるごとに建設され、1つの地域から最大3つの太陽光発電施設が作れます。
これらの行動を繰り返し、いち早く決められた数の太陽光発電施設を建設出来たプレイヤーが勝者となります。
ルールは簡単なだけに、どこから手を付けたら良いのか悩ましいですね。

■その他

プレッジはPDFのみが手に入るUS$5と、インフィニティ・ジェネレーターの使用権もセットとなったUS$12の2種類。

インフィニティ・ジェネレーターとは各都市の能力やプロジェクトなどを組み換え、新たなマップを作るWebサービスです。
このサービスを利用すれば、自分好みの能力を組み合わせたマップを作れるだけでなく、ランダマイザとしても使えるため、リプレイ性が大幅に向上します。
PnPとしては少しお高めですが、リプレイ性が高まるのであればインフィニティ・ジェネレーターの使用権とのセットを支援した方が良いような気がしますね。
「面白そうではあるけれど、一度遊んでから支援するか決めたい」という方には、2022年5月より公開されている無料版で遊んでみるのも良いかもしれません。
こちらの無料版は色こそありませんが、ルールやゲームの構造は同じものなので、本作が気になる方は遊んでみることをオススメします。

日本ではあまり根付いていないPnP文化ですが、近頃のKickstarterでは頻繁に見掛けるようになりました。
通常のゲームのように豪華なコンポーネントはないものの、確かな面白さを備えた作品も多くあるため、支援を検討しては如何でしょうか。

【まとめ】

如何だったでしょうか。
気になる作品は見つかりましたか。
今回も軽量~中量級の作品ばかりでしたが、どの作品もしっかりと悩める要素があり、重量級のゲームが好きな方でも十分に楽しめるように感じました。
いやはや、ボードゲームは奥が深いですね。
では、今回はこの辺でお別れです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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