Kickstarter(キックスターター)を利用していると、過去にバック(支援)したものや、アクセスしたページを参考に、トップ画面で「あなたにおすすめ」のプロジェクトが提案されます。例えば私の場合ですと、ガジェットはもちろん、アウトドアギアや環境系プロジェクトなどがよく提案されます。ここでおすすめされるプロジェクトは今、勢いがあるものばかりなので、思わずバッカー(支援者)になっちゃうことも。それだけ魅力的です。

上から仮想現実ヘッドセット(欲しい)、コントローラデバイス(気になる)、ダマスカス鋼のフォールディングナイフ(バック寸前)をおすすめされました。ピンポイントで趣味を当てられた気分です。とくに一番上のGOOVIS LITEが気になる。「Oculusとどう違うのかな?」と、調べていくうちに、ずっとおすすめ状態になります(なりました)。
今回紹介する「Sharp: The portable recycled knife sharpener」も、猛プッシュされたプロジェクトのひとつ。最近、Kickstarterで「GOMI」※ゴミ(プラスチックゴミをリサイクルするプロジェクト)をよく調べていたので、いつの間にか“ずっとおすすめ”な状態になっていました。よく「ナイフ」と「ゴミ」で、このプロジェクトに辿り着いたと…KickstarterのAI、恐るべし。

https://www.kickstarter.com/projects/sharpknifesharpener/sharp-the-portable-recycled-knife-sharpener
リサイクルペットボトルで出来たナイフシャープナー、ひとつ10ユーロ(約1,200円)なり

再生プラスチックで作られた、完全ハンドメイドのナイフシャープナー。ひとつとして同じ柄のものはありません。それぞれにロゴとリサイクルマーク、そして番号が付けられています。
番号は原材料のプラスチックを指し、1ならばポリエチレンテレフタラート (飲料用ボトル、カップ、その他の包装などのPET)、2ならば高密度ポリエチレン(ボトル、カップ、ミルク差しなどのHDPE)などが分かるようになっています。このシャープナーも、次のリサイクルの対象となっているわけです。

10個で80ユーロ、約1万円です
アウトドア好きにとって、フランスのナイフと云えばオピネル。このプロジェクトの動画でもオピネルのナイフが研磨されている様子が見てとれます。日本でもオピネルのナイフは人気で、多くのアウトドアズマンが利用していることもあり(もちろん私も利用しているので)、複数個のリワードに申し込んでみました。

写真の左上がオピネル
バックしたリワードは「10X SHARPs」なので、10個届く予定です(80ユーロ、約1万円)。なお、オリジナルロゴ入りは50個から発注が可能。金額は450ユーロ、約5万5千円です。さすがにこれは無理。

見た目ヨシ、実用性もヨシ。到着が楽しみです(10個!)
Kickstarterで広がるリサイクルの輪
つい先日プロジェクトを終え、509人のバッカーが29,591ポンド(約400万円)もの支援を集めた「GOMI – Portable Chargers That Clean The Planet」プロジェクト。モバイルバッテリーのケース部分に、再生プラスチックを使用しています。
イギリス、ブライトン発のプロジェクトなのですが、製品の名前は「GOMI」。手掛けているクリエイターはGOMI Design(UK)です。
ゴミが世界共通の環境ワードになるかも。そんな期待を込めてGOMIにもバックしました。

Sharp (シャープ)
再生プラスチックから作られたポータブルナイフ研ぎ器
https://www.kickstarter.com/projects/sharpknifesharpener/sharp-the-portable-recycled-knife-sharpener