プロジェクトのポイント
- 可愛いアートワークで山登りを疑似体験できる協力ゲーム。1~5人プレイヤー用で、登りきれば全員が勝ち、登れなければ負け、というわかりやすさがイイね! コンポーネントを絞って、価格が抑えられているのもイイね!
- 本当に山のように「山型・ピラミッド型」に積み上がっていくタイルの配置が、視覚演出として大変気に入った!
- PJT開始前に、レビュワーに十分にテストプレイしてもらうなど、バッカーに対して“渋い”魅力を伝えるための工夫に、努力が見られる。真面目にPJTページをつくりこんでいる誠意を感じる。この手のクリエイターは信頼性が高い!

プレッジ(支援)総額 ※7月8日現在(残り25日)
¥3,023,993 (目標額¥1,066,771)
可愛いアートワークながら、険しい山のシビアな登頂がテーマのゲーム「Tranquility: The Ascent(トランクウィリティ: ジ・アセント)」。1から5人プレーヤーの協力ゲームだ。プレーヤー全員が負けか、全員が勝ちになる。
実際のゲームプレイでは、四角形のタイルカードを上に積み上げていく様子が、本当に山のように見える化されるという視覚効果もグー。
ゲームテーマをリアルに想像すれば、単独か数名で、玄人泣かせの山を登るなんてのは、失敗すれば即デスが待ち受けているようなもの(ゲーム設定上は、登頂失敗=下山)。容赦なく厳しい自然は切ないほどに暗い面もあるのだが、アートワークがキュンキュンするほど可愛いので、楽しい山登りのイメージを疑似体験させてくれるようなところが嬉しい。ゲームの醍醐味はやっぱり没入感なのである。ファンタジーで良いのだ。
PJTページのつくり込みに派手さは無いが、十分に基本をおさえている。既にヒットプロジェクトになっているのも納得だ。事前にルールをBGG(BoardGameGeek)にアップロードしているところ、有名なレビュワーからの動画をPJTページに多数掲出しているところ、バッカーの心を掴むストレッチゴールが小気味よく設定されているところ。イイね、イイね、といった安定感だ。
個人的には、リワードにもう少しお祭り的な要素として、KS限定デラックス版を設定したり、KS限定のコンポーネントをゲームに入れても良かったとは思う。
この手のゲームは大ヒットにならない限り日本には一般流通しないことも多いので、テーマとアートワークが気に入ったら蹴っておこう。
(中川セレクト)

Tranquility: The Ascent
トランクウィリティ: ジ・アセント
Board Game Hubがお届けする、協力型カードゲーム「Tranquility(トランクウィリティ)」の続編。スタンドアローン版。
クリエイター:Board Game Hub (カルネ, イギリス)
https://www.kickstarter.com/projects/boardgamehub/tranquility-the-ascent

インタビュー
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