プロジェクトのポイント
- 欧州有数の港町として栄えた英国の都市ハルを15年に渡り撮影したドキュメンタリー写真集
- 約6000枚ものアーカイブをもとに構成した、英国の「ふつうの人たち」のありのままの生活風景
- 自然なポートレートに向くと言われるヴィンテージ二眼レフカメラ「ローライコード」で撮影

プレッジ(支援)総額 ※10月9日現在(残り0日)
¥3,457,346 (目標額¥2,673,129)
12世紀頃から漁業が盛んで、欧州有数の港町として栄えたイングランド北東部のハル。なかでも漁業に携わる労働者階級の人々が暮らすフィッシング・コミュニティ、ヘスルロードの日常を記録した写真集が「The Alec Gill Hessle Road photo archive」です。
クリエイターは、イギリスの歴史家でドキュメンタリー写真家でもあるAlec Gillさんと、ハル出身で現在はロンドンを拠点に活動するフリーライターのIranzu Bakerさん。
この作品の価値をより高めているのは、収録される写真の多くが1970〜80年代にかけて撮影されたものだということです。
絶景やポートレートをテーマにした写真集は世界に数多あると思いますが、今のようにスマホもなかった時代になにげない日常を切り取った写真を多数集めたものは実に貴重。
当時のイギリスは経済成長が停滞し、各地でさまざまなストライキが断続的に発生。国際競争力も低下傾向にあった冬の時代です。そんな厳しい時代のイギリス、それもハルのヘスルロードというごく限られたエリアの人々を約15年かけて撮り続けた写真は、おそらくここでしか見られないといっても過言ではないはず。
撮影機材は、カメラ好きに根強いファンのいるヴィンテージ二眼レフカメラ「ローライコード」。写真集には、Alecさんが撮影した約6000枚ものアーカイブをもとに実施した、関係者へのインタビューも収録する予定なのだとか。
一部の写真がプロジェクトページに公開されていますが、通りで遊ぶ子どもたちや、魚工場で働く人のランチタイムの様子など、困難な時代にありながらも当たり前の日常を生きる人々の姿がとても印象的です。
「The Alec Gill Hessle Road photo archive」に収められるヘスルロードのありのままの姿は、当時の文化を色濃く映し出し、時が経つほど価値のあるものになっていくはずです。
クラウドファンディングは10月7日まで受付中です。
(Otakeセレクト)

The Alec Gill Hessle Road photo archive
アレック・ギル ヘスルロード フォトアーカイブ
欧州有数の港町として栄え、イギリスの漁業文化に貢献したハルを記録し、紹介する写真集
クリエイター:Alec Gill and Iranzu Baker (ハル, イギリス)
https://www.kickstarter.com/projects/agarchivebook/alec-gills-hessle-road-archive