プロジェクトのポイント
- 大切なものを納める桐箱をつくって創業92年、福岡の老舗メーカーが手がけた、美しい木製リバーシ
- これまで焼却処分されていた端材を活用。限りある資源をムダにしない、環境にも配慮した製品
- コマの素材はウォールナットとヒノキ。使っていないときは飾ることもできる端正なデザイン
プレッジ(支援)総額 ※10月31日現在(残り32日)
¥165,392 (目標額¥300,000 )
kickstarterには世界中から年に4万件ものプロジェクトが集まってきますが、最近は日本からもたくさんのクリエイターが参戦! PCサイトでは国名でプロジェクト検索することが可能なので、あらためて日本の文化や伝統を知る機会にと、私も宝探し気分で定期的にチェックしています。
そんな日本のクリエイターウォッチング中に出会ったプロジェクトが、「haco toy reversi (ハコ トイ リバーシ)」。
一見しただけではわからないかもしれませんが、名前の通り“リバーシ(オセロ)”なんです。
手がけたのは、福岡の老舗・桐箱メーカー「増田桐箱店」。
もともとは博多織をおさめる桐箱を作るメーカーとして1929年に創業。その後桐箱は、博多人形や三味線をしまうために使われてきました。現在では、人間国宝の陶芸家さんの作品をおさめるための桐箱から、米びつやブックスタンドなどといった生活雑貨まで制作している、木材加工のプロフェッショナルです。
環境保護、資源保護が重要視される今日、彼らが目をつけたのが、製品の製造過程で発生する端材たち。従来は焼却処分していた端材が、リバーシとして生まれ変わったのです。
デザインは、SquareとDecoBocoの2種類。
Squareに付属するコマの形は四角で、素材はウォールナットとヒノキ。
ケース蓋のアクリル板にはゴールドの格子が描かれており、そのまま盤面として活用できます。(ボードサイズ:278×278×34mm、995g)
蓋はマグネットで固定できるので、コマで市松模様やイニシャルなどを描いて飾ることも可能。片付けした後も美しいなんて、素敵ですよね。
一方、DecoBocoは付属のコマが八角形で、素材はこちらもウォールナットとヒノキ。
凹凸が特徴的な盤面は凹んでいる部分が杉で、飛び出している部分には桐を使用しているのだとか。(ボードサイズ:240×240×32mm、460g)
ヒノキをはじめ、木を使っているということは香りや手触りにも期待できそう。
日本の伝統技術を活かしながら環境にも配慮。デザインも凛として美しい、日本らしい作品です。
リバーシと聞いてたいていの人が思い浮かべるのは、おそらくグリーンの盤面に白と黒の丸いコマ。
でも、もっと自由に考えていいんだなということにも気付かされました。
Kickstarterではクラウドファンディングを12月2日まで受付中です。
(Otakeセレクト)

https://www.kickstarter.com/projects/haco-toy-reversi/haco-toy-reversi
Kickstarter.comのプロジェクトページはこちら

haco toy reversi
ハコ トイ リバーシ
余った木材を利用した木製のボードゲーム
クリエイター:MASUDAKIRIBAKOTEN co.,Ltd.
https://www.kickstarter.com/projects/haco-toy-reversi/haco-toy-reversi