プロジェクトのポイント
- スマホ本体にハードウェアQWERTYキーボードを「今さら」搭載!
- 前モデルよりも画面が大型化、なのに薄型軽量化も実現
- 低スペックで厚くて重いのは気にしない人向け

プレッジ(支援)総額 ※5月25日現在(残り15日)
¥68,661,957 (目標額¥6,354,900)
本体に物理キーボードを搭載という1点にのみ、懐かしさとロマンを感じる人向けのAndroidスマホ「Titan Slim (タイタン スリム)」がキックスターターに登場し、大きな話題となっています。
クリエイターは、一風変わったスマホを開発し続ける中国のメーカーUniherz。本体にQWERTYキーボードを備えたスマホとしては、以前にも「Titan」と「Titan Pocket」のプロジェクトを成功させており、このTitan Slimが3代目となります。前モデルのTitan Pocketと比べると、画面が大型化して縦長になり、薄型軽量化を実現して、見た目がだいぶ普通のスマホっぽくなりました。
ただし、スペック的にはちょっと微妙です。CPUは、Helio P70という低価格帯向けの古いチップを採用。画面サイズは、下部を物理キーボードに専有されるため4.2インチと小さく、解像度も1,280×768ドットしかありません。また、前モデルより薄くて軽いとはいえ、サイズは67.6×146.85×12.75mm(幅×奥行き×高さ)と、最近のスマホに比べ厚みが1.5倍くらいあり、重量も204gとかなりの重さです。
さらに言えば、最大のウリとなる文字入力も、スマホ本体の小さな物理キーを使うより、フリック入力のほうが断然速いでしょう。文字入力の快適さを求めるなら、今さら物理キーボード搭載のBlackberry時代に戻る理由はないのです。
といったもろもろの欠点を差っ引いても、とにかく見た目がかっこいい。本製品で大事なポイントはそこだけです。電車の中でさっそうとTitan Slimを取り出し、キーボードをポチポチして自慢したい。キーボードはバックライト付きで、表面をなぞってスクロールする機能も備えており、画面操作に関してはかなり使い勝手がよさそうです。
その他のスペックは、カメラが4,800万画素(前面カメラは800万画素)で、メモリが6GB、ストレージが256GB、バッテリーが4,100mAh、OSがAndroid 11。インターフェイスはUSB-Cで、指紋センサーやデュアルNano SIMスロットを搭載しています。
万人におすすめできるガジェットではありませんが、刺さる人には刺さるはず。物理キーボードスマホに根強いファンがいることは、2,000人超えのバッカー数が物語っています。割引率の高いリワード(返礼品)はあっという間に埋まってしまいましたが、個数制限のない「Kickstarter VIP – Titan Slim」なら選択が可能です。
(西川セレクト)

Titan Slim
タイタン スリム
スマートでスリムなQWERTY配列の新しいアンドロイドスマートフォン。先進のAndroid 11とユニークでスリムなデザインで、クラシックな物理キーボードのスマートフォンを手に入れましょう。
クリエイター:Unihertz
https://www.kickstarter.com/projects/jellyphone/titan-slim-the-new-sleek-and-slim-qwerty-android-smartphone