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支援額2100万円超! 初挑戦のメーカーに聞いた“やってよかったこと”Kickstarter初挑戦で、2100万円を超える支援を獲得した岐阜の金属加工メーカー・シオン。金属製のつけペン「DRILLOG(ドリログ)」で大成功を収めた秘訣を聞きました。

「世界に通用するKickstarterプロジェクトページ」の作り方

Yasuyo Otake
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Kickstarter (キックスターター)挑戦者が、最初にぶつかる壁の一つが “英語によるプロジェクトページ作成”。世界中から支援を集めた「DRILLOG」のプロジェクトページ制作を担当したHAFT DESIGN代表の秋山乃佑さんが実践した、プロジェクトページの作り方とは?

支援額2100万円超! 初挑戦のメーカーに聞いた“やってよかったこと”

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最初の難関“英文の作成”は無料翻訳ツールを活用!

―― Kickstarter (キックスターター)で海外に挑戦する、と考えたときに「最初のハードルが英語…」というクリエイターは少なくないのではないかと思います。DRILLOGの英文制作はどのようにされましたか?

秋山:ベースとなる文章は、僕が無料の翻訳ツール「DeepL翻訳」を使いながら作り、最終的に英語が堪能な友人にチェックしてもらいました。

―― では、ベースはWeb上の翻訳ツールを活用しながら作ったんですね! 英文を作るときに、気をつけたのはどんなことでしょう?

秋山:“翻訳を想定した日本語の原文を作る”ということです。
日本語で自然な文章と、英語に翻訳するのに適切な文章は違うんですよね。英語にすることを考えたときに特に意識したのは、たとえば主語をきちんといれるということです。

―― たしかに日本語は主語がなくても成立する言語です。でも主語のない文章だと、英語になったときにおかしな英語や、意図した内容とはズレた文章に翻訳されてしまうことがあるんですね。

秋山:ええ、そういうことですね。そのため、翻訳に入る前に主語をきちんと入れた原文を作ることがとても大事だと思います。
また日本語から英文に翻訳した文章を、同じ翻訳ツールで今度は英語から日本語に翻訳して、原文の日本語と同じ意味が表示されるかどうかのチェックもしっかりとやりました。 そこが一致すれば、こちらの意図から大きくはずれることなく、かつ英語圏の方にも通じる内容になっているだろうと。

―― 事実、2000万円を超える支援を集めたということは、海外の方にもしっかりと届いたということだと思います。翻訳ツールを上手く活用すれば、十分なクオリティのプロジェクトページが作れるというわけですね。

秋山:ええ、そうだと思います。加えて気をつけたことは表記の揺れをなくすことと、専門用語です。特に専門用語については「DeepL翻訳」ではうまく翻訳されない場合がほとんど。
DRILLOGの場合はペン軸やペン先など、パーツの名称も複数あります。そういう専門用語については目印になるようカッコでくくって翻訳して、こちらで正しい表記に入れ替えました。

プロジェクトページ作成のカギは、ベンチマーク探し!

―― 海外の方に企画の魅力をしっかりと伝えるためには、プロジェクトページをどのように構成するかが非常に重要ではないかと思っています。その点、DRILLOGのページは情報量がかなり充実していました。このページは、どうやって作っていったのでしょう?

秋山:正直、最初はプロジェクトページをどう作ればよいのかまったくわからなかったです。そこで、まずは文房具系のジャンルで1000万円以上の支援を獲得しているプロジェクトを探して、ベンチマークとしました。その後、それらのページの構成や画像のクオリティを意識しながら、DRILLOGのページも遜色ないように作っていきました。

―― まずは自分たちが挑戦するジャンルの成功例を探す。そして成功例を参考にしながら自身のプロジェクトページを作っていったんですね。

秋山:はい、そうですね。

―― 作成する上で、特にはずせないポイントだと感じたのはどんなところでしょう?

秋山:うーん…実はここはまだ言語化できていない部分なんです。というのも、いまベンチマークとしたプロジェクトページを参考にDRILLOGのページを作っていったとお話ししましたが、その一方で参考にして作ったページを一度すべて消して、一から再構築するという作業を3、4回しています。

―― そうなんですね…! それはなぜでしょう?

秋山:今回、プロジェクトページにかなり要素を詰め込みました。ただ、最初に作ったページだと、どこで何の話をしているのかが非常にわかりにくい構成になってしまっていて…。
ここでは製品全体のストーリー、ここではペンの構造の話と、ブロックごとに何の話をしているのかがわかるように意識しながら何度も作りなおしたんです。

―― ベンチマークとなったページを参考にしながらも、やはり自身のプロジェクトの魅力が伝わる構成に調整していくことがポイントになりそうですね。

秋山:ええ、そうだと思います。何も知らない人が見た時に商品の内容や魅力が本当に伝わるのか、という視点で繰り返し見直しをしながら、バッカーにとって最良のページを作っていくのが一番大事なことだと思います。

インタビュー第3弾「❸Kickstarter挑戦で得られる「海外進出のためのノウハウ」」に続く。

[この人に聞きました]
シオン

岐阜県美濃市で航空機や印刷機といった精密機器の金属加工を行うメーカー。オリジナルで開発をした、金属製のつけペン「DRILLOG(ドリログ)」が国内外で高い評価を得ている。代表の山田 健さんと、同社とともにブランド開発を手がけるHAFT DESIGN代表の秋山乃佑さん。

支援額2100万円超! 初挑戦のメーカーに聞いた“やってよかったこと”

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