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Success
Kickstarter成功のため ローンチ前に「できること」多くのメーカーとタッグを組みプロジェクトを成功に導いてきた、デイリー・インフォメーション社の中村さんが数々の経験を積むことで見えてきたゴール達成のための秘訣を教えてくれました。

Kickstarterで他のプロジェクトに埋もれないためにしたいこと

Chizu Kinoshita
Chizu Kinoshita

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Kickstarter成功のためローンチ前に「できること」

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まずは最初の2日間。スタートダッシュで成功を目指す

――動画やCVR(コンバージョンレート=購買率)のほかに、J FUNDINGさんが重視している、成功のためのポイントはありますか?

中村:プロジェクトのスタートダッシュです。これまで我々が関わり、成功したプロジェクトはいずれも、スタートダッシュで成功していました。日本のクラウドファンディングに比べると、海外のクラウドファンディングでは公開されるプロジェクトの数がとても多いので、スタートダッシュに成功できることを、我々は目標のひとつにしています。

――スタートダッシュを成功させるために、具体的には何をするのでしょう?

中村:我々がキックスターターでプロデュースしたプロジェクトを過去に支援してくれたバッカー(支援者)さんに、弊社の『JAPANKURU FUNDING』(通称:J FUNDING)の会員メルマガで告知しています。もともと支援に興味があるバッカーさんで日本が好きな方々に向けてのサービスになります。

――積み重ねの強みを活かした戦略ですね。

中村:あとは、プロジェクトを公開するタイミングでしょうか。キックスターターとしては「NY時間の朝8~10時という通勤時間のタイミングがいい」「月・火の公開がいい」と推奨していますが、公式がそう言っていることもあり、上記のタイミングにアップされる案件が多いので、逆に埋もれてしまう場合も。土日はやはりアクセスが下がりますが、平日であればそれほど差がない印象ですので、NY時間の朝から夕方までの時間帯であれば、あまり意識しすぎなくてもいいのかなという印象です。

海外発送の見積りやサーベイでつまずきがち

――プロジェクトに多く携わってきたからこその、リアルな声だと思います。プロジェクトを進めていて、ネックになりがちな問題には、他にどういうものがありますか?

中村:海外発送に関する問題ですね。メーカーさんにしてみると、情報が多く出回りすぎていて、どれが自分たちにとってベストなのかを選択するのが難しいのだと思います。主に見積り、それからサーベイ(ファンディング終了後の発送先アンケート)でつまずくケースが多く見受けられます。弊社が関わったプロジェクトの場合も、発送業務は基本的にメーカーさんのほうでやっていただくのですが、見積りに関しては提携している海外発送代行業者をご紹介させていただいて、問題をクリアしています。またキックスターターのシステムでは、ダウンロードできるのはバッカーのメールアドレスのみなので、郵便番号や住所、電話番号は自分たちで回収しなければなりません。

――それは、かなり手のかかる作業ですね……!

中村:そうなんです(笑)。弊社でこの作業を請け負った場合は、スタッフがメールアドレス1件1件に対して確認を取り、商品配送に必要な情報を回収しています。そうやって集めた配送先にリワード(返礼品)を送っても、戻ってきてしまう場合があるんですよね。お金だけいただいて商品を届けられないと、次のプロジェクトを仕掛けることもできませんから悩ましいところです。我々が携わるプロジェクトに関しては「正しい住所の提示があったうえで返品があり、1週間連絡が取れなかった場合、商品は発送いたしません」という内容をFAQに明記しています。これもひとつのノウハウですね。

キックスターターでの成功を次のステップにつなげる

――キックスターターでの成功後について、メーカーさんはどのようなビジョンをお持ちでしょうか?

中村:私が感じている限りでは、そこまで具体的なビジョンはなく、国内でのクラウドファンディングがうまくいき、「じゃあ、次は海外でやってみようか?」という方が多いと思います。弊社としてはプロジェクト成功後に2つの選択肢をご用意しています。ひとつがNYのブルックリンに出しているセレクトショップ『J +Bデザイン』で、商品を販売してみないかいうご提案。2つめは社内で、ECサイト開発や運営を手掛けるプラットフォーム、Shopify(ショッピファイ)の代行業務をやっている部署があるので、そちらのメニューをご案内するというものです。

――キックスターターが、メーカーにとってひとつのステップとなればベストですね。

中村:はい。いろいろなプロジェクトに関わっていると、我々の想像をはるかに超える成功をおさめたケースもあって、キックスターターはまさに未知の可能性を秘めているコンテンツサービスであり、プラットフォームだと実感します。弊社としては、自分たちの判断だけでプロジェクト成功の可能性を潰すようなことはしたくないと思っています。“日本のものづくりを海外に”という想いをお持ちの方には、チャレンジの方向でサービスを提供していきたいと考えていますので、メーカーさんと共にキックスターターでのプロジェクト成功を目指していければと思います。

[この人に聞きました]
株式会社デイリー・インフォメーション
J FUNDING事業部 事業責任者 中村岳人

Official Kickstarter Expert
J FUNDINGは、日本の素晴らしい企画をKickstarterで実現させるサポートをしています。
日本、アメリカ、イギリス、台湾、フランスのスタッフで構成される7名のチームです

Kickstarter成功のためローンチ前に「できること」

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