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失敗から成功へ。2度の挑戦でわかった秘訣キックスターター“再挑戦”で成功を収めたスマートフォンスタンド「beak」のプロジェクト。初挑戦から何を変えたら成功したのか、クリエイターのHuman Naturesにその秘訣を聞いた。

Kickstarterで支援をさらに増やすためにとった施策

Yasuyo Otake
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Kickstarterに挑戦するにあたり、「あらかじめ設定した目標金額を達成すれば成功!」…であることは間違いないのですが、そこからさらに少しでも多くの支援を集めたいところ。スマートフォンスタンド「beak(ビーク)」で150万円を超える支援を得られたHuman Natures(ヒューマン ネイチャーズ)の代表で、デザイナーの有本匡志さんにゴール達成後、さらに支援額を増やすためにが同社とったプロモーション活動について、教えていただきました。(以下、敬称略)

失敗から成功へ。2度の挑戦でわかった秘訣

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SNS広告にYouTuber…効果があった施策は?

―― ローンチ初日にはゴールを達成した「beak(ビーク)」ですが、残り一ヵ月でさらに支援者を増やすために、どんな宣伝施策をとったのでしょうか?

有本:Instagram・Facebook・海外のガジェット系の媒体への広告出稿、海外のYouTuberに動画をアップしてもらったり、Kickstarter (キックスターター)でプロジェクトを展開しているクリエイター同士で宣伝し合うクロスプロモーションなどを行いました。

一つずつ成果をお話しするとInstagramやFacebook広告については、ローンチ直後は日本、欧米、インドを中心に出稿して、後半は日本を対象からはずしました。
最終的な支援者数が358人のところ、日本133人、アメリカ79人、カナダ19人、イギリス16人と続きます。アメリカには、ある程度は効果があったと言えるかもしれません。ただ、インドは4人(笑)。「いいね!」はわりともらったのですが、バック(支援)にまでは繋がらなかったようで、調査と研究が必要だなと思いました(笑)。

平行して、営業を受けた海外のガジェット系の媒体「Gadget Flow」にも広告を出しましたが、ここからバックに繋がったのは1、2人程度。beakについては、あまり効果を感じなかったですね。

―― 海外のYouTuberにはどのようにコンタクトをとったのでしょう?

有本:ガジェット系のYouTuberでbeakとの相性が良さそうな人を50人ほどピックアップさせていただき、一人一人にメッセージを送りました。 反応が返ってきたのはそのうち3人。彼らにはサンプルを送って、よかったら〆切までに動画をあげてほしいと依頼しました。

―― 宣伝費はかけているのでしょうか?

有本:いいえ、YouTuberさんに対しての費用はお支払いしていません。「無料でも引き受けてくれるなら、動画を投稿してほしい」というスタンスで、返答があった人にお願いしました。

―― 制作してもらう動画に対して、具体的なオーダーはしましたか?

有本:折り紙からインスピレーションを得ている、ということを1つのポイントにして作ってもらった動画もあったのですが、折り紙は「Origami」とそのまま発音されていて、改めて世界で通じる言葉なんだということを実感しました。
こういった動画からも、beakについては折り紙がアピールしやすいポイントとして機能したと言えるのではないかなと思います。

プロジェクトページにも、折り鶴が印象的な写真を採用した。

―― クロスプロモーションも展開されたんですね!

有本:ええ、全部で4回やってみました。クロスプロモーションは、Kickstarterでプロジェクトを展開しているクリエイター同士がアップデートの投稿や、バッカーにメールを送信する際の文末にお互いの宣伝を付け合うというものです。 Kickstarterではわりと一般的にとられている宣伝施策なので、バッカーも抵抗はないようです。ただ、相手のバッカー数やプロジェクトの内容によっても効果は変わってきそうなので、次回チャレンジするまでにはもう少し研究しておきたいなと思っている部分です。

Kickstarterのプロンプトに掲載される重要性

―― さまざまな施策にトライされていますが、実感としてどれが最も効果があったと感じていますか?

有本:うーん…宣伝施策はとにかく難しくて、どれが効果的だったのかわからない、というのが率直なところです。
実は、beakを2度目にローンチした時は、Kickstarterが「Made in Japan」という日本発のプロジェクトをプッシュする特集(プロンプト)を展開していました。そこに運良く掲載されたことが、一番効果があったと言えるかもしれません。
今回、beakはサイト内からの流入が非常に多かったんです。それは、この特集の一つに組み込まれたことで、より人の目に留まりやすくなったことが要因ではないかと考えています。

Kickstarterには年間恒例になっている特集もあるようなので、そこにうまく掲載されるタイミングでプロジェクトをローンチすることは、宣伝効果という面からも一つポイントになるのではないかなと思います。

―― 今回の挑戦を経て、またKickstarterに挑戦したいと思いましたか?

有本:ええ、そうですね。実はいま、次のプロジェクトも少しずつ進めているところなので、今回の経験を経て、またチャレンジしたいですね!

[この人に聞きました]
Human Natures(ヒューマン・ネイチャーズ)
有本匡志

“人と自然の共存”をテーマに、生活が豊かになる“ものづくり”をしているプロダクトメーカー「Human Natures」の代表で、デザイナーも務めている。

失敗から成功へ。2度の挑戦でわかった秘訣

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